重賞データcheck

 今週はサマーマイルシリーズの中京記念が小倉芝1600mで行われる。さらに函館記念、函館2歳Sも開催される。そこで、過去のデータからこれらの重賞レースの傾向を占う。

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第69回 中京記念(G3)

7月18日(日) 小倉競馬場 芝1800m

 中京競馬場の重賞ではもっとも長い歴史を持つ中京記念だが、今年は小倉での代替開催。小倉に芝1600mの距離設定がないため、芝1800mで行われる「サマーマイルシリーズ」第2戦となる。同シリーズがはじまった2012年以降の本競走優勝馬のうち、13年のフラガラッハ、15年のスマートオリオン、そして17年のウインガニオンがここを制し、夏のマイル王の座に就いた。また、阪神芝1600mで代替された昨年は大波乱になったが、小倉芝1800mになった今年はどんな結果が待っているのか。現在の時期になった過去9年の結果を分析したい。

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チェック15~7番人気が好成績

 過去9年、1~4番人気は【2.1.6.27】。ここ2017~19年は連続して馬券圏内に2頭ずつが入ったが、それでも連対率はひと桁の8.3%と、上位人気としてはかなり苦しい数字になっている。対してその下の5~7番人気は毎年少なくとも1頭は馬券に絡み、優勝馬9頭中6頭を含む【6.5.1.15】連対率40.7%の好成績だ。ただ、ハンデ戦で混戦模様となり、中位人気あたりでもさほどオッズはつかない馬が多く、この5~7番人気の単勝最高配当は1520円である。また2桁人気馬も5頭が好走しており、シンガリ人気・メイケイダイハードが優勝した昨年は3連単330万馬券。2桁人気馬が馬券に絡めば20万馬券以上、絡まなければ10万円未満、という傾向だ。
【人気別成績(過去9年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1 1-0-2-6 11.1% 11.1% 33.3%
2 0-1-0-8 0.0% 11.1% 11.1%
3 1-0-2-6 11.1% 11.1% 33.3%
4 0-0-2-7 0.0% 0.0% 22.2%
5 3-1-1-4 33.3% 44.4% 55.6%
6 1-4-0-4 11.1% 55.6% 55.6%
7 2-0-0-7 22.2% 22.2% 22.2%
8 0-0-0-9 0.0% 0.0% 0.0%
9 0-0-1-8 0.0% 0.0% 11.1%
10~ 1-3-1-60 1.5% 6.2% 7.7%
【上位馬の人気と主な配当(過去9年)】
12 13 14 15 16 17 18 19 20
コース 中京芝1600m 阪神芝16
1着人気 5 5 7 6 7 5 1 3 18
2着人気 6 13 11 13 6 2 5 6 6
3着人気 10 3 5 3 4 1 4 1 9
単勝 700円 1,190円 1,520円 1,220円 1,170円 900円 500円 490円 16,300円
馬連 4,950円 22,000円 20,090円 17,070円 5,110円 2,640円 2,430円 2,580円 80,010円
馬単 8,790円 35,330円 34,650円 30,130円 11,700円 5,480円 4,570円 4,590円 176,170円
3連複 46,330円 49,430円 60,030円 38,850円 14,750円 3,590円 5,420円 3,100円 382,480円
3連単 238,040円 366,580円 428,240円 256,590円 87,790円 22,780円 25,980円 15,690円 3,302,390円

チェック25、6歳馬が中心に

 3年前まで連対馬はすべて5歳以上だったが、一昨年は3歳馬のワンツー決着。ただ、3歳は出走数が多くはないため、狙いとしては5、6歳馬が中心になる。特に5歳馬【5.4.3.31】複勝率27.9%の好成績で、昨年は1~3着を独占した。牝馬も連対した2頭は5歳馬だ。4歳馬や、7歳以上のベテラン馬は苦戦傾向にある。
【性齢別成績(過去9年)】
性別 年齢 成績 勝率 連対率 複勝率
牡・セン 3 1-1-0-6 12.5% 25.0% 25.0%
4 0-0-2-11 0.0% 0.0% 15.4%
5 5-4-3-31 11.6% 20.9% 27.9%
6 3-1-3-25 9.4% 12.5% 21.9%
7~ 0-1-0-26 0.0% 3.7% 3.7%
牝馬 0-2-1-20 0.0% 8.7% 13.0%

チェック3重ハンデ馬が好成績

 ハンデは優勝馬9頭中7頭が55キロ以上、うち5頭は57キロ以上と、重ハンデ馬優勢。53キロ以上ならハンデが重くなるほど連対率は高くなる。また57キロ台は、【0.0.0.8】の57.5キロを除いて57キロにかぎれば複勝率29.2%とさらに好走確率は高くなる。なお、52キロの好走3頭は3歳馬と牝馬で、4歳以上の牡・セン馬なら少なくとも53キロは課されるくらいの馬でなければ苦しい。
【ハンデ別成績(過去9年)】
ハンデ 成績 勝率 連対率 複勝率
51kg台 0-0-0-3 0.0% 0.0% 0.0%
52kg台 1-2-0-6 11.1% 33.3% 33.3%
53kg台 1-0-0-19 5.0% 5.0% 5.0%
54kg台 0-1-1-17 0.0% 5.3% 10.5%
55kg台 1-1-2-17 4.8% 9.5% 19.0%
56kg台 1-4-3-28 2.8% 13.9% 22.2%
57kg台 4-1-2-25 12.5% 15.6% 21.9%
58kg台 1-0-1-4 16.7% 16.7% 33.3%

チェック4前走5~8番人気は大苦戦

 前走の着順と人気別の成績を見ると、特に前走人気で結果に大きな偏りが出ている。前走1~4番人気馬は複勝率31.8%など好成績、前走9番人気以下も【5.5.1.52】と好走すればほぼ連対し、連対率は15.9%。しかし、前走5~8番人気馬は【0.0.2.37】で、昨年1番人気のギルデッドミラー(前走NHKマイルC6番人気3着)が6着に敗れるなど1頭も連対には届いていない。
 一方、前走着順は1、2着馬は上々だが、3~5着馬は前走で好走していた割にこのレースでの成績は良くない。前走6着以下の馬も多数好走しており、昨年はなんと前走2桁着順馬の上位独占だった。前走「連対」なら良くても、前走「掲示板確保」くらいの馬を狙うくらいなら、下位に敗れていた馬を狙ったほうが妙味がありそうだ。
【前走着順、前走人気別成績(過去9年)】
前走 成績 勝率 連対率 複勝率
人気 1~4 4-4-6-30 9.1% 18.2% 31.8%
5~8 0-0-2-37 0.0% 0.0% 5.1%
9~ 5-5-1-52 7.9% 15.9% 17.5%
着順 1 3-1-5-11 15.0% 20.0% 45.0%
2 0-2-1-8 0.0% 18.2% 27.3%
3~5 2-1-1-35 5.1% 7.7% 10.3%
6~9 1-3-2-28 2.9% 11.8% 17.6%
10~ 3-2-0-37 7.1% 11.9% 11.9%

チェック5栗東坂路組が優勢

 パソコン用調教分析ソフト「競馬道調教マスター」で、過去9年の出走馬の追い切りを分析すると、栗東坂路組が優勢で【7.6.4.69】。ここ2年は1、2着を独占した。対して栗東CW組は【0.1.5.28】と好走しても3着止まりが多くなっている。
 好走馬の多い栗東坂路組をみると、単走追いだった馬が【6.4.3.44】複勝率22.8%と好走が多く率も高め。また、併せ馬で遅れた馬も【0.2.1.7】複勝率30.0%を記録する。一方、栗東坂路の併せ馬で同入、または先着した馬は【1.0.0.18】と、一昨年のグルーヴィット以外はすべて馬券圏外だ。「競馬道調教マスター」について詳しく知りたい人はコチラまで。
【主な追い切りコース別成績(過去9年)】
コース 成績 勝率 連対率 複勝率
栗東坂路 7-6-4-69 8.1% 15.1% 19.8%
栗東CW 0-1-5-28 0.0% 2.9% 17.6%
栗東P 0-0-0-2 0.0% 0.0% 0.0%
美浦南W 2-1-0-11 14.3% 21.4% 21.4%
美浦南坂 0-1-0-5 0.0% 16.7% 16.7%
美浦南芝 0-0-0-2 0.0% 0.0% 0.0%

第57回 函館記念(G3)

7月18日(日)函館競馬場 芝2000m

 サマー2000シリーズの第2戦・函館記念。06年のシリーズ創設からしばらくは王者を出せなかったが、12年にはトランスワープがこのレースと新潟記念を連勝、そして13年はトウケイヘイローが札幌記念も連勝し、いずれもシリーズの王者に。そして15年の優勝馬・ダービーフィズは函館記念1勝のみながらもチャンピオンとなった。また、05年から07年にかけてエリモハリアーが3連覇を飾るなど、函館巧者・北海道巧者の活躍も多く見られる。昨年は15番人気のアドマイヤジャスタが勝利し、3連単は343万円の大波乱となった。今年、この一戦を制するのはどの馬か。過去の傾向を見てみよう。

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チェック17~9番人気の好走確率が高い

 平均配当は馬連が2万2959円、3連単は60万7115円。1、2番人気はどちらも【1.0.0.9】と不調。優勝馬10頭中9頭は5番人気以内と上位人気から出ているが、1~5番人気の合計【9.0.2.39】と、勝てなければほぼ馬券圏外という極端な結果だ。2~3着が多いのは7~9番人気【0.5.7.18】複勝率40%と好走確率が高い。
【人気別成績(過去10年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0%
2 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0%
3 3-0-2-5 30.0% 30.0% 50.0%
4 2-0-0-8 20.0% 20.0% 20.0%
5 2-0-0-8 20.0% 20.0% 20.0%
6 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
7 0-2-5-3 0.0% 20.0% 70.0%
8 0-2-1-7 0.0% 20.0% 30.0%
9 0-1-1-8 0.0% 10.0% 20.0%
10~ 1-5-1-62 1.4% 8.7% 10.1%

チェック24歳と高齢の牡・セン馬の活躍が目立つ

 牡・セン馬の年齢別では、優勝馬10頭中9頭が5歳以上。7歳以上が【3.6.1.36】と連対馬の約半数を占めており、連対率は19.6%と高い。4歳は【2.3.1.14】で複勝率30%と好調だ。なお、牝馬はあまり出走しておらず、【0.0.1.8】とやや苦戦している。
【性齢別の成績(過去10年)】
性別 年齢 成績 勝率 連対率 複勝率
牡・セン 3歳 0-0-1-1 0.0% 0.0% 50.0%
4歳 2-3-1-14 10.0% 25.0% 30.0%
5歳 3-0-4-30 8.1% 8.1% 18.9%
6歳 2-1-2-40 4.4% 6.7% 11.1%
7歳以上 3-6-1-36 6.5% 19.6% 21.7%
合計 10-10-9-121 6.7% 13.3% 19.3%
0-0-1-8 0.0% 0.0% 11.1%

チェック357.5キロ以上or53~55キロ

 トップハンデは【1.2.0.7】とまずまず。斤量別の成績では57.5キロ以上【1.2.1.10】が複勝率28.5%とまずまず。53~55キロ【6.4.7.54】は好走馬が多く、複勝率23.9%で中心。苦戦しているのは、52キロ以下【0.2.0.17】が未勝利、56~57キロ【3.2.2.47】は複勝率12.9%と低調。ハンデは重い馬か、53~55キロのやや軽い馬が狙い目だ。
【斤量別成績(過去10年)】
斤量 成績 勝率 連対率 複勝率
~48kg 0-0-0-2 0.0% 0.0% 0.0%
49kg 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%
51kg 0-0-0-3 0.0% 0.0% 0.0%
52kg 0-2-0-11 0.0% 15.4% 15.4%
53kg 0-2-1-5 0.0% 25.0% 37.5%
54kg 4-1-2-24 12.9% 16.1% 22.6%
55kg 2-1-4-25 6.3% 9.4% 21.9%
55.5kg 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%
56kg 3-1-1-33 7.9% 10.5% 13.2%
56.5kg 0-1-0-1 0.0% 50.0% 50.0%
57kg 0-0-1-13 0.0% 0.0% 7.1%
57.5kg 1-1-1-7 10.0% 20.0% 30.0%
58kg 0-1-0-3 0.0% 25.0% 25.0%

チェック4巴賞組ならやや凡走していた6~9着

 前哨戦の巴賞組【1.5.2.46】は出走馬は多いが複勝率14.8%と今ひとつ。巴賞で1~2着【0.0.0.14】は全滅で、5着以内【0.1.1.26】も散々な結果だ。6~9着【1.3.1.14】が複勝率26.3%とまずまず。目黒記念組【3.0.0.9】が最多の3勝、エプソムC組【2.1.1.9】は複勝率30.8%と好走確率が高い。前走左回りを使った馬【6.2.4.30】が、複勝率28.6%と比較的成績がよい。
【主な前走のレース別成績(過去10年)】
前走レース名 成績 勝率 連対率 複勝率
目黒記念 3-0-0-9 25.0% 25.0% 25.0%
エプソムC 2-1-1-9 15.4% 23.1% 30.8%
鳴尾記念 2-0-1-8 18.2% 18.2% 27.3%
巴賞 1-5-2-46 1.9% 11.1% 14.8%
福島テレビ杯 1-0-0-1 50.0% 50.0% 50.0%
金鯱賞 1-0-0-0 100.0% 100.0% 100.0%
天皇賞春 0-1-1-6 0.0% 12.5% 25.0%
新潟大賞典 0-1-1-6 0.0% 12.5% 25.0%
五稜郭S 0-1-0-3 0.0% 25.0% 25.0%
日経賞 0-1-0-2 0.0% 33.3% 33.3%
マーメイドS 0-0-1-3 0.0% 0.0% 25.0%
都大路S 0-0-1-1 0.0% 0.0% 50.0%
ジューンS(3勝クラス) 0-0-1-0 0.0% 0.0% 100.0%
NHKマイルC 0-0-1-0 0.0% 0.0% 100.0%

チェック5函館Wでラスト1ハロンが遅いと危険

 PC用調教分析ソフト「競馬道調教マスター」で、過去10年の追い切りのコース別成績を調べたところ、函館W組【7.9.5.78】が圧倒的に好走馬が多く、馬券圏内30頭中21頭を占めていた。函館ダート組【1.1.0.19】は複勝率9.5%と低調だった。
 函館W組の傾向を調べたところ、ラスト1ハロンが12秒9以下【7.8.5.55】が複勝率26.7%とまずまずだったのに対して、13秒0以上【0.1.0.23】は未勝利で複勝率4.2%と不調だった。函館Wでラスト1ハロンの速い馬を狙おう。「競馬道調教マスター」について詳しく知りたい人はコチラまで。
【追い切りコース別の成績(過去10年)】
場所 コース 成績 勝率 連対率 複勝率
函館 7-9-5-78 7.1% 16.2% 21.2%
ダート 1-1-0-19 4.8% 9.5% 9.5%
2-0-5-27 5.9% 5.9% 20.6%
その他 0-0-0-4 0.0% 0.0% 0.0%
【函館Wのラスト1ハロンのタイム別の成績(過去10年)】
タイム 成績 勝率 連対率 複勝率
~12秒9 7-8-5-55 9.3% 20.0% 26.7%
13秒~ 0-1-0-23 0.0% 4.2% 4.2%

第53回 函館2歳ステークス(G3)

7月17日(土)函館競馬場 芝1200m

 JRAの2歳馬による最初の重賞レース。過去の勝ち馬からはマイネルマックス(96年)、アグネスワールド(97年)などが後にG1馬になっている。また近年の好走馬からは、16年の2着馬モンドキャンノと19年の2着馬タイセイビジョンが朝日杯フューチュリティSで2着に入り、11年の2着馬アイムユアーズが阪神ジュベナイルフィリーズで2着に好走するなど、このレースの上位馬が2歳戦線で活躍するケースが目立っている。昨年は10番人気リンゴアメが勝利して波乱の決着となった。今年はどの馬が勝ち、ライバルたちに一歩先行するか。過去のデータからレースの傾向を探る。

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チェック12番人気が堅実

 平均配当は馬連が7348円、3連単は14万2971円。馬連は万馬券が3回あるが、2000円以下も3回あり、年によってバラバラ。1番人気【3.1.0.6】は複勝率40%と今ひとつで、2番人気【3.1.2.4】は複勝率60%とまずまず安定している。毎年1、2番人気のどちらかが馬券に絡んでいたが、昨年はどちらも飛んだ。1~3着馬30頭中14頭が1~3番人気。上位人気はまずまずの成績だ。
【人気別成績(過去10年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1 3-1-0-6 30.0% 40.0% 40.0%
2 3-1-2-4 30.0% 40.0% 60.0%
3 1-1-2-6 10.0% 20.0% 40.0%
4 2-1-2-5 20.0% 30.0% 50.0%
5 0-2-0-8 0.0% 20.0% 20.0%
6 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
7 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0%
8 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0%
9 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0%
10~ 1-2-3-58 1.6% 4.7% 9.4%

チェック2関西の牡・セン馬が好調

 性別ごとの成績では、以前は牝馬の成績がよかったが、最近は牡・セン馬が盛り返しており、複勝率はやや牡・セン馬が優勢。所属別の成績は牡・セン馬は関西馬【5.2.4.24】が複勝率31.4%と好成績を残しており、関東馬【0.3.2.31】は未勝利で複勝率も13.9%と低調だ。牝馬は関東、関西、どちらも似たような成績だ。地方馬【0.0.0.20】は全滅。
【性別と所属別の成績(過去10年)】
性別 東西 成績 勝率 連対率 複勝率
牡・セン 関東馬 0-3-2-31 0.0% 8.3% 13.9%
関西馬 5-2-4-24 14.3% 20.0% 31.4%
地方 0-0-0-7 0.0% 0.0% 0.0%
5-5-6-62 6.4% 12.8% 20.5%
関東馬 2-4-2-29 5.4% 16.2% 21.6%
関西馬 3-1-2-20 11.5% 15.4% 23.1%
地方 0-0-0-13 0.0% 0.0% 0.0%
5-5-4-62 6.6% 13.2% 18.4%

チェック3函館芝1200mで新馬勝ちした馬が中心

 前走は1~3着馬30頭中23頭が新馬組【8.7.8.75】だった。未勝利組【2.3.1.28】は馬券に絡んだのが6頭で、新馬組が優勢だ。
 前走のコース別成績では、同じ函館芝1200m【8.7.7.59】が好走馬の大部分を占めており、複勝率も27.2%と高い。函館芝1200m以外は【2.3.3.65】で複勝率10.9%と苦戦している。函館芝1200mの新馬を使った馬は【6.4.5.36】で複勝率29.4%、未勝利【2.3.1.21】は複勝率22.2%だ。
【前走のレース別成績(過去10年)】
前走レース名 成績 勝率 連対率 複勝率
新馬 7-7-6-71 7.7% 15.4% 22.0%
未勝利 2-2-1-21 7.7% 15.4% 19.2%
新馬(牝馬限定戦) 1-0-2-4 14.3% 14.3% 42.9%
未勝利(牝馬限定戦) 0-1-0-7 0.0% 12.5% 12.5%
ラベンダー賞 0-0-1-2 0.0% 0.0% 33.3%
ウィナーズCh 0-0-0-11 0.0% 0.0% 0.0%
栄冠賞 0-0-0-8 0.0% 0.0% 0.0%
【主な前走のコース別成績(過去10年)】
前走コース 成績 勝率 連対率 複勝率
函館・芝1200 8-7-7-59 9.9% 18.5% 27.2%
函館・芝1000 2-0-0-13 13.3% 13.3% 13.3%
函館・ダ1000 0-1-0-12 0.0% 7.7% 7.7%
函館・芝1800 0-1-0-0 0.0% 100.0% 100.0%
阪神・芝1400 0-1-0-0 0.0% 100.0% 100.0%
福島・芝1200 0-0-1-10 0.0% 0.0% 9.1%
東京・芝1400 0-0-1-2 0.0% 0.0% 33.3%
阪神・芝1200 0-0-1-2 0.0% 0.0% 33.3%

チェック4前走逃げずに先行した馬が強い

 前走の脚質別成績を見てみよう。4コーナーを先頭で通過すると【3.4.3.53】複勝率15.9%と今ひとつ。2番手通過【3.2.1.31】も同16.2%と成績が良くない。もっとも成績が良いのは、3番手通過【4.3.6.17】で複勝率43.3%を記録している。逃げ馬よりも先行馬が狙いといえる。7番手以下【0.0.0.8】は不振で、ある程度のスピードは必要不可欠だ。
【前走の4角通過別成績(過去10年)】
前走4角通過 成績 勝率 連対率 複勝率
1番手 3-4-3-53 4.8% 11.1% 15.9%
2番手 3-2-1-31 8.1% 13.5% 16.2%
3番手 4-3-6-17 13.3% 23.3% 43.3%
4~6番手 0-1-0-15 0.0% 6.3% 6.3%
7~9番手 0-0-0-6 0.0% 0.0% 0.0%
10番手以下 0-0-0-2 0.0% 0.0% 0.0%

チェック5函館Wでラスト1ハロンの速い馬

 PC用調教分析ソフト「競馬道調教マスター」で、過去10年の追い切りのコース別成績を調べた。好走馬の数では函館W組【8.6.9.76】が圧倒的だが、複勝率は23.2%と平均的。また、サンプルは少ないが函館ダ組【1.1.0.1】は連対率66.7%と好成績を残していた。
 函館W組の傾向を調べると、ラスト1ハロンのタイム12秒7以下【5.4.7.34】が複勝率32%と好成績だったのに対し、12秒8以上【3.2.2.42】は複勝率14.3%と低調だった。函館W組のラスト1ハロン12秒7以下の馬が狙い目だ。「競馬道調教マスター」について詳しく知りたい人はコチラまで。
【追い切りコース別の成績(過去10年)】
場所 コース 成績 勝率 連対率 複勝率
函館 8-6-9-76 8.1% 14.1% 23.2%
1-1-0-1 33.3% 66.7% 66.7%
0-3-1-1 0.0% 15.8% 21.1%
その他 0-0-0-2 0.0% 0.0% 0.0%
【函館Wのラスト1ハロンのタイム別の成績(過去10年)】
タイム 成績 勝率 連対率 複勝率
~12秒7 5-4-7-34 10.0% 18.0% 32.0%
12秒8~ 3-2-2-42 6.1% 10.2% 14.3%