〈 ところで皆さん 〉
秋競馬が始まりました。ファクター欄を一新、最終レースの内容を充実させたケイバブック当日版をご覧いただけましたか。中山初日の第3Rではコンピューター予想で穴馬として推奨した(5)(7)が1、2着。16640円の超高配当をヒットしました。今後も注目してください。勝負事は最後に勝ったものが勝ちです。新聞のケイバブックの最終レースのテコ入れも、当然、そのことを考えてのものなんです。 〈ところで皆さん〉。ほんの少し前、関東で“最終は岡部”と言われた時があったのをご存じですか。少々負けていても、最後に岡部騎手の乗っている馬を買えば馬券が取れる。それほどまでに、最終レースの岡部騎手は、ファンの絶対的な信頼を得ていました。ところが、このところ、そんな声はとんと聞かなくなりました。岡部騎手の最終レースの騎乗数も減っているようです。それでは、最近、最終レースで活躍している騎手は誰なのか。最終レースで成績のいい厩舎はどこなのか。馬券検討には重要なポイントです。
これが今年に入ってから、9月6日までの最終レースのみの勝ち数順の騎手、厩舎ベスト10です。武豊騎手のトップはさすがです。全レースの.353の連対率(週刊競馬ブック騎手成績欄にあります)に比べると、いかに最終レースに強いかが、分かります。ちなみに、勝浦騎手は全レースの連対率が.180ですから、最終レースの.366というのは凄い数字です。今や、“最終は勝浦”といっていい存在でしょう。 他に最終レースで高率を残している騎手で目立つのは原田騎手.444(全レース.106)、菅谷騎手.429(全レース.163)といったところ。厩舎では表中の古賀史厩舎の.538(全レース.331)藤岡厩舎の.545(全レース.199)が飛び抜けています。上記の表以外で、高連対率が目につく厩舎(最終レースで2勝以上をあげている厩舎)は、田中耕厩舎の.571(全レース.192)、成島厩舎の.500(全レース.109)、松山厩舎の.444(全レース.278)、西橋厩舎の.444(全レース.145)といったところ。これらの騎手、これらの厩舎の馬が最終レースに出走してきたケースは十分な注意を払ってください。 (競馬ブック関西デスク・井戸本征彦) |
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