編集員通信


〈 ところで皆さん 〉

 今年の夏競馬は阪神と京都。今週から秋競馬と言われても、もうひとつピンときませんが、デビューを予定している新馬に大物風の馬がいますし、特別登録のメンバーを見ても、「オッ、ちょっと違うな」という感じはあります。

 そこで、久しぶりにお薦め馬を1頭。朝日チャレンジCのサンライズフラッグ。6月阪神の鳴尾記念で、あのエアグルーヴを破って一躍名をあげた、あの馬です。今年の朝日CCの有力馬、夏場に使っている馬と、休み明けの馬がほぼ半々といったところ。傾向としては使われている馬が有利なんですが、今年の場合、コレという馬が見当たりません(私の独断ですが)。

 そこで、サンライズフラッグなんです。春最後のレースとなった宝塚記念は8着でしたが、GIで、まるまる1周、掛かったまま。それで勝ち馬と0.9秒差なんですから、大したものです。久々は一度経験があって5着。今とは比較にならないほどヒ弱かった未勝利時のもの。それも、馬ナリの遅い時計が2本だけで0.6秒差5着なら、ポン使いの利く方という見方もできます。今回は坂路の2回追いが3度もあって、1週前には52.6秒という好タイムをマークしています。仕上がり状態も段違いです。阪神の2200mの900万を勝って波に乗り、エアグルーヴに勝った鳴尾記念が阪神の2000m。条件もピッタリです。これだけ買い材料があって、見逃す手はない(と、私は思っています)でしょう。

〈ところで皆さん〉。第5回阪神競馬初日および第4回中山競馬初日から、ケイバブックの新聞に新企画が登場します。まず、ファクター欄を一新し、永年のデータをコンピューターで補正し、ケイバブック独自のスピード指数を含めたコンピューター能力分析を掲載。最終12Rは特別並みの扱いとし、厩舎談話、ポイントの充実を図ります。関西ケイバブックでは、私が担当しています「情報コーナーからの買い目」も掲載します。どうぞご期待ください。

(競馬ブック関西デスク・井戸本征彦)

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