編集員通信


〈 ところで皆さん 〉

 いやあ〜、今年の夏の高校野球は凄かったですねえ。最初にビックリさせられたのが、鹿実の杉内投手のノーヒットノーラン。あのカーブは高校生には到底打てない。スポーツ新聞でも取り上げていましたが、今、ダイエーにいる名電工時代の工藤投手を思い出させるほどの切れ味でした。

 次に驚いたのが、その杉内投手がいとも簡単に打ち込まれたこと。「高校生ではとても」と思われたあのカーブを狙い打ちするんですから、横浜の打線のレベルの高さがわかります。その横浜を苦しめたPLのヒツッコさと、250球も投げた横浜・松坂投手のスタミナ。準決勝で、6点をリードされた試合を8、9回で逆転した横浜の底力。

 そして、最後が、優勝戦での松坂投手の、この夏2度目のノーヒットノーラン。正に話題満載、記録的な入場人員になったのも当然でしょう。

 もっとも、競馬の世界でもビッグニュースの連続でした。シーキングザパール、タイキシャトルの海外GI制覇。武騎手の超短期間での通算1500勝などなど。

 〈ところで皆さん〉。夏の京都競馬もあと2週。いよいよ秋競馬の始まりです。菊を、盾を、秋華賞を、エ女王杯を、JCを、GIを目指す馬たちが登場します。関西の4歳牡馬のスペシャルウィーク、キングヘイロー、エモシオン、牝馬のファレノプシス、マックスキャンドゥ、古馬のシルクジャスティス、メジロブライト、サイレンススズカ、キョウエイマーチ。関東ではグラスワンダー、エルコンドルパサー、トキオパーフェクト、ダイワオーシュウ、メジロドーベル。8月31日発売予定の週刊競馬ブック9月5・6日号で「秋を待つスターホース」を特集します。ご期待ください。

(競馬ブック関西デスク・井戸本征彦)

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