〈 ところで皆さん 〉
先週号の週刊競馬ブックで、村上TMが、「藤田騎手、ボクサーに転向か?」ってなことがあるかも、と書いていました。それは、まず夢物語でしょうが、現実に、わが社のAトラックマンが、ずっと以前にボクシングに興味を持って、大阪の、とあるジムに通っていたことがあるんです。結果は早々とパンク。トシを食い過ぎていたのか、体がヤワだったのか、パンチング・ボールを叩いていて腱鞘炎発症、断念のヤムナキに至ったのですが、彼の場合、ボクシングに興味を抱いたことが、会社に大いに貢献することになったのですから立派です。 かな釘のような字、ミミズがはったような字は、まだマシな方、判別不明な字が横行。わが社のTMには、とにかく字の下手なのが多いんです。Aトラックマンも五指に入る悪筆でした。腱鞘炎になって、しばらくは親指と人指し指でペンを挟んで原稿を書いていました。普通に書いてもキタない字が、それで余計にヒドくなったのは言うまでもありません。別に、周囲から文句が出た訳ではありませんが、本人が自責の念にかられたのか、ワープロ派に転向したんです。原稿校正をする私。彼の原稿を打たなくてよくなった印字の女子社員。心の中で、喝采を挙げた筈です(私は挙げました)。これが、会社に対する大貢献と言わずにおれましょうか。 先週、村上TMの藤田騎手のことを読んで、わが社の悪筆TMに、今、ボクシングに興味を、と叫びたい気持ちでいっぱいです。そして、パンチング・ボールを叩いてくれという気持ちでいっぱいです。 〈ところで皆さん〉。ボクシングはちょっと過激すぎるとしても、騎手がどんなスポーツを楽しんでいるか、ご存じですか。 ポピュラーなところでは野球部、サッカー部でしょうか。以前、野球と言えば池添騎手(現調教師)でした。左腕から繰り出す速球投手として鳴らしたものです。今は、佐藤哲、酒井浩、渡辺騎手といったところが熱心なようです。 (競馬ブック関西デスク・井戸本征彦) |
(C) 1997 NEC Interchannel,Ltd./ケイバブック