編集員通信


〈 ところで皆さん 〉

 ジャパンCはピルサドスキーが優勝しました。来春から日本で種牡馬生活に入る同馬。これでグンと箔がつきましたね。私が推奨したシルクジャスティスは何の不利もなく、自分の競馬をして5着。言い訳のしようもありません。〈ところで皆さん〉。“行った行った”“ズボズボ”という競馬用語をご存じですか。先行した馬同士が1、2着するのが“行った行った”。逆に追い込み馬同士で決まるのが“ズボズボ”です。22日の京都で行われた京阪杯は1着エリモダンディー、2着ナムラホームズ。いわゆる“ズボズボ”の競馬でした。配当が馬連で16140円。大体、“行った行った”とか、“ズボズボ”の馬券は高配当が多いんです。何故そうなるのか。ペースが乱れるからです。スローペースになれば“行った行った”に。ハイペースになれば“ズボズボ”になる確率が大なんです。では、何故、乱ペースになるか。確たる逃げ馬がいないからなんです。競輪には先行誘導員がいて、適当な流れを作ります。競馬には勿論、そんなものはありませんし、作ろうとしても無理でしょう。ペースは馬任せ、騎手任せということになります。京阪杯の競馬ブックの展開予想は、ハナ切り候補が3頭もいました。こういったケースはどれがハナ切るにせよ、逃げ慣れている馬のように、ちゃんとしたと言うか、落ち着いたと言うか、そういった流れにはなりません。京阪杯は最初の1ハロンが極端に遅くて(12.8秒)、2ハロン目が10.9秒。グチャグチャの流れになって、上がり4ハロンが49.3秒、3ハロンが37.3秒という遅さ。追い込み馬に来てくださいという展開でした。もっとも、このレース、逆に前が折り合って、スローになっていた可能性も十分にありうるんです。そこでです。展開予想で、どれが逃げるか分からないレースでは、一度、“行った行った”馬券と、“ズボズボ”馬券を買ってみてください。高配当馬券をゲットできるかも知れませんよ。

(関西競馬ブックデスク・井戸本征彦)


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