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平成14年度厩舎関係者表彰決まる トーホウエンペラー、アロースタッドで種牡馬入り
JRA初の100万馬券 ヒコーキグモは乗馬に
ジャングルポケット引退 柴崎調教師JRA100勝
アドマイヤコジーン・エアシャカール種牡馬に 安藤勝騎手が両足骨折
アメリカンボスも種牡馬入り 仏のボニヤ騎手が短期免許取得
バイオマスターも引退
 
平成14年度厩舎関係者表彰決まる

 JRAは4日、平成14年度の厩舎関係者表彰受賞者を発表した。最多勝利調教師賞および最多賞金獲得調教師賞は藤沢和雄調教師が、最高勝率調教師賞は伊藤雄二調教師が獲得。騎手部門では武豊騎手が勝利数、勝率、賞金の3部門を独占した。

【最多勝利調教師賞】
  藤沢和雄(51勝)
   
【最高勝率調教師賞】
  伊藤雄二(0.1878)
   
【最多賞金獲得調教師賞】
  藤沢和雄(21億3105万7000円)
   
【優秀調教師賞】
〈関東〉 (1)藤沢和雄
(2)小島太
(3)伊藤圭三
(4)松山康久
(5)二ノ宮敬宇
〈関西〉 (1)山内研二
(2)橋口弘次郎
(3)森秀行
(4)池江泰郎
(5)瀬戸口勉
 
【優秀騎手賞】
勝利度数部門 (1)武豊(142勝)
(2)柴田善臣
(3)藤田伸二
(4)蛯名正義
(5)福永祐一
(5)中舘英二
勝率部門 (1)武豊(0.2934)
(2)O・ペリエ
(3)横山典弘
(4)柴田善臣
(5)藤田伸二
賞金獲得部門 (1)武豊(32億3294万2500円)
(2)柴田善臣
(3)藤田伸二
(4)岡部幸雄
(5)福永祐一
   
【優秀障害騎手賞】
  熊沢重文(13勝)
   
【最多勝利新人騎手賞】
  該当者なし
   
【特別模範騎手賞】
  該当者なし
   
【フェアプレー賞】
〈関東〉 岡部幸雄、勝浦正樹、菊沢隆徳、柴田善臣、田中勝春、中舘英二、O・ペリエ
〈関西〉 佐藤哲三、四位洋文、武幸四郎、武豊、藤田伸二
   
【年間最多勝利度数記録更新】
  該当者なし
 
【優秀厩舎スタッフ賞】
〈関東〉 (1)藤沢和雄厩舎スタッフ
(2)小島太厩舎
(3)伊藤圭三厩舎
(4)松山康久厩舎
(5)二ノ宮敬宇厩舎
〈関西〉 (1)山内研二厩舎スタッフ
(2)橋口弘次郎厩舎
(3)森秀行厩舎
(4)池江泰郎厩舎
(5)瀬戸口勉厩舎
   
【優秀調教助手賞】
〈関東〉 堤昌春(相沢厩舎)檜山覚(河野厩舎)
〈関西〉 阿部敏晴(五十嵐厩舎)長濱司行(田中章厩舎)
 
【優秀厩務員賞】
〈関東〉 佐藤三男(富田厩舎)、甲斐重雄(西塚)、千葉尚(根本)、似内竹志(鈴木伸)、三浦勇治(岩城)、高田登志巳(柴崎)、仙波茂男(菅原)、長谷部謙司(吉永)、榎本義太郎(相川)、阿部正(矢野進)
〈関西〉 〈関西〉柿元正(作田厩舎)、城戸正文(清水出)、光同寺虎雄(安藤)、田代義雄(加藤敬)田中功(増本)、徳田勝正(中竹)、藤山元昭(福永)、牧坂正敏(佐々木晶)、松久幸友(松永善)、八島権一郎(高橋成)
JRA初の100万馬券

 6日の中山競馬第6Rは、1着シャドーウィップ(単勝11番人気)、2着コスモスウィープ(10番人気)、3着ノブシ(14番人気)で決着し、3連複(7)(11)(16)の配当は144万9660円。これは3連複の歴代最高配当であると同時に、従来の記録を大きく上回るJRA史上最高配当。

ジャングルポケット引退

 2001年の日本ダービー、ジャパンCを制したジャングルポケット(牡5歳、栗東・渡辺厩舎)の現役引退が決まった。通算成績は13戦5勝(重賞4勝)。繋養先は北海道早来の社台スタリオンステーション。

渡辺師 有馬記念終了後に山元トレセンで馬の状態を診た獣医師、装蹄師から、昨年の春の天皇賞を走った後と同じような症状の腰部筋肉痛と交突による左前蹄球炎を発症しているとの報告を受けました。ジャングルポケットの将来を考えてオーナーと協議し、今後はトニービンの後継種牡馬として活躍してもらうことに決定しました。

アドマイヤコジーン・エアシャカール種牡馬に

 98年の朝日杯3歳S、2002年の安田記念など重賞5勝を挙げたアドマイヤコジーン(牡7歳、栗東・橋田厩舎)、2000年の皐月賞、菊花賞を制したエアシャカール(牡6歳、栗東・森厩舎)も昨年いっぱいで現役を引退した。アドマイヤコジーンは早来の社台スタリオンステーションで、エアシャカールは門別のブリーダーズスタリオンステーションで繋養される予定。

アメリカンボスも種牡馬入り

 アメリカンボス(牡8歳、美浦・田子厩舎)の現役引退、種牡馬入りが決まった。同馬は昨年暮れの12月27日、競走馬登録を抹消されている。JRA通算39戦8勝。エプソムC(2回)、アメリカJCC、中山記念で重賞勝ちしている。

バイオマスターも引退

 98年の朝日杯3歳S3着、99年アーリントンC2着(1位入線ながらも降着)のバイオマスター(牡7歳、美浦・宗像厩舎)も、12月27日付で競走馬登録を抹消され引退が決まった。今後は種牡馬入りする予定(繋養先は未定)。通算16戦4勝。

トーホウエンペラー、アロースタッドで種牡馬入り

 2001年の東京大賞典、2002年の南部杯(統一G1)を制した岩手のトーホウエンペラー(牡7歳、千葉四厩舎)が昨年12月29日に大井競馬場で行なわれた東京大賞典(8着)を最後に引退することになった。通算成績は33戦20勝(重賞4勝)。引退後は静内のアロースタッドで種牡馬入りする。引退式は1月11日(土)の水沢競馬第7R終了後(14:00頃〜)、水沢競馬場のパドックで行なわれる。

ヒコーキグモは乗馬に

 97年のきさらぎ賞の勝ち馬ヒコーキグモ(牡9歳、栗東・谷厩舎)は12月27日付でJRAの競走馬登録を抹消された。通算成績は35戦4勝。引退後は馬事公苑で乗馬として繋養される。

柴崎調教師JRA100勝

 6日の中山競馬第1Rでツイスティングラヴが1着となり、柴崎勇調教師(53歳、美浦)はJRA通算100勝を達成した。1591戦目。重賞では1勝。

柴崎師 嬉しいですね。自分を支えてくれる周囲の方々に感謝の気持ちで一杯です。今後もコツコツとひとつずつ勝ち鞍を重ねていきたいと思います。

安藤勝騎手が両足骨折

 安藤勝己騎手(43歳、笠松所属)は1月1日の笠松競馬第10R東海ゴールドCの発走の際、ゲート内で負傷、両足骨折が明らかとなった。全治40日の診断。

仏のボニヤ騎手が短期免許取得

 フランス所属のダヴィ・ボニヤ騎手(29歳)がJRAの短期免許を取得した。有効期間は1月4日〜2月3日の1カ月間。短期免許取得による日本での騎乗は3度目。JRAでは52戦3勝の成績を残している。


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