2000、2001年の中山グランドジャンプ(J・G1)を連覇するなど、障害界の王者として君臨してきたゴーカイ(牡9歳、美浦・郷原厩舎)が、3日の調教中に故障を発症し、レントゲン検査の結果、右第3指骨(蹄骨)を骨折していることが判明した。ヒビの入っていた個所が完治の難しい蹄骨で全治までに1年以上を要すること、また9歳という年齢であることから、関係者は協議の上、現役引退を決定した。今後はオーナーである吉橋計氏の個人所有という形で種牡馬になる模様だ。ゴーカイは通算52戦9勝(障害27戦8勝、平地25戦1勝)。中山GJ以外に東京Hジャンプ、東京Aジャンプで重賞勝ちした。
6日(土)の阪神競馬第8Rでツルギセンタン(牝3歳)が1着となり、安田伊佐夫調教師(57歳、栗東)が80年10月1日の開業以来3696戦目でJRA通算400勝を達成した。重賞勝ちは21勝(うちG11勝)。
安田伊師 やはりメイショウドトウでの宝塚記念の1勝が最も心に残っています。これからはダービーを獲れる馬を出せるように頑張っていきたいです。
4日のジャパンダートダービー(統一G1、大井)をゴールドアリュールとのコンビで優勝した後、フランスに渡った武豊騎手(33歳、栗東・フリー)は6日のドーヴィル競馬場第9Rトロアーン賞(2200m、11頭立て)のアストラで1着となった。
アメリカ遠征を終えた高橋亮騎手(24歳、栗東・フリー)が6日、帰国後2戦目の阪神競馬第7Rで早くも勝利を挙げた。
英遠征中の後藤浩輝騎手(28歳、美浦・フリー)は2日、英ヤーマス競馬場の第6Rカスタム・キチンズ・フィリーズH(クラスD)でモラーフに騎乗して8着となった。3日も同競馬場で騎乗し、第1Rミルズ&リーブ・クレーミングS(クラスF)のアイプロミスユー8着、第2RBBCルック・イーストHのアルシャンティでは5着。5日には英ワーウィック競馬場で2鞍騎乗したものの結果はいずれも着外だった。