6月19日発行の週刊競馬ブック「一筆啓上」のコーナーで石川ワタル氏が指摘していた“代替競馬の出馬再投票は疑問”とした一文に全く同感。敢えて重複承知で言いたい。今回、1回目とやり直しで出走馬がどう変動したか。
1R ヤマカツスイトピー再登録せず。
ユリノコトヒデ新規登録。
3R マルシゲスキー再登録せず。
4R ドリーミングレイナ、シンデレラステージ除外。
グッドパーチャス、
タカノバレリーナ新規出走権獲得。
5R トゥルース、タイトップレディ除外。
ヤマトキューティー、
カネトシラボーテ新規出走権獲得。
6R ナリタクリスボーイ再登録せず。
7R バトルグレイシー9Rへ回る。
アイディンサマー新規登録。
8R エイシンワイザー、ツジジオット、
ココロ、タニノハレム除外。
オンワードロッキー、ヒシアビリティ、
セトノマックイーン、ニシノビート新規出走権獲得。
9R エスジーボナンザ、コウユーラヴ除外。
バトルグレイシー、ユーコーハロー新規出走権獲得。
変動、移動のなかったのは2、10、11、12レース。
簡単に言って、出走を取りやめたのが3頭(3ツのレース)。あとは抽選によって、1度は出走の決まっていたものが除外され、その数だけ新規に出走権を得て入って来た、入れ替え。騎手の方では、海外出張の決まっていた武幸四郎が乗れなくなる等あったが、通常では乗り替わりは殆どないもの。「競馬の公正確保」と大上段に大義名分を振りかざして押し通しているが、G1レースの前々日売りはどうなのかと聞きたい。
新聞各社の混乱はさて置き、最も迷惑するのはファンだ。枠順が変わっただけにも等しい、殆ど同じ新聞を買い替えなければならない。取り替えもある。しかし、それは売店の方に犠牲を押し付けることにもなり、簡単にはいかない。要は、同一メンバーによる延期開催。結果、出走取消しが出れば通常のやり方で処理する。それで良いのではなかろうか。
編集局長 坂本日出男
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